Eczema_Hospitalization_07
食事とアトピー ― 何を食べて、何を控えるか
2026-05-02
入院中に栄養士からも講義がありました。食事でアトピーが劇的に治るわけではありませんが、悪化を防ぐ・改善を助ける観点で気をつけるべきことがあります。
大前提:過度な食事制限はNG
まず最初に言われたのがこれです。
特定の食物アレルギーが検査で確認されている場合は、その食物の除去が必要です。しかし自己判断での過度な食事制限はNGとされていました。栄養バランスが崩れること自体が体に悪影響を及ぼします。
食事の最大の目的は「体調を整えること」であり、バランスの良い食事が基本です。
まず体重管理から
講義では、まず自分の標準体重を知ることが大切だと説明されました。標準体重は栄養量を計算するための指標になります。すぐに達成するのは難しいので、まずは毎日体重を計ることから始めることが推奨されていました。
また、炭水化物抜きダイエットはNGとされていました。炭水化物を抜くと、不足分を補うために体が筋肉を分解し始め、体力低下を招く可能性が高いためです。
意識したい食事の構成
主食・主菜・副菜の3本柱のバランスが重要とされていました。どれかが抜けてもNGです。一品料理でも、この3つの栄養的役割を満たしていれば構わないとのことでした。
旬の野菜を積極的に取り入れることも勧められていました。色素が強く栄養価も高いためです。
意識したい栄養素
- タンパク質:皮膚の材料となる。
- ビタミンA:粘膜・皮膚の健康維持。
- ビタミンB1:エネルギー代謝に必要。
- ビタミンC:コラーゲンの生成を助ける。
- DHA・EPA(青魚):炎症を抑制する効果が期待できる。
- 抗酸化物質(色の濃い野菜など):活性酸素に対抗する。
また、脂がないと吸収できないビタミンがあります。脂質を完全にカットするのもNGです。
控えた方が良いもの
- アラキドン酸(肉類・揚げ物・炒め物に多い):炎症を引き起こす。ただし体に必要な量はある。
- リノール酸(サラダ油などの植物性油):体内でアラキドン酸に変わり、炎症を促進する可能性がある。
- スナック菓子:植物性油脂で調理されているためNG。おやつは天然の甘みのあるものが良い。
- アルコール:血流が良くなりかゆみが悪化する。さらにおつまみにもNG食品が多い。
- 砂糖・カフェイン:刺激物として控える。
サプリメントについて
「アトピーに効く」という確証があるサプリメントはないとされていました。また、サプリメントは栄養素が濃縮されているため過剰摂取につながりやすいというリスクもあります。基本的には食事から摂ることが優先とされていました。
このブログの内容は2018年の入院時の講義をもとにしたものです。医療行為の推奨ではありません。症状や治療については必ず担当医の指示に従ってください。